酵母遺伝学フォーラムに参加しました (2026年9月)
岡山大で開催された酵母遺伝学フォーラム 第59回研究報告会に参加しました。今回は、D2 1名が口頭発表、M1 1名、B4 1名がポスター発表を行いました。相変わらず熱気に溢れた会でした。酵母研究を通して日本の基礎研究の底力と情熱をひしひしと感じ、いつも大変な刺激を受けています。参加した当研究室の学生さんも、他大学の先生や学生さんとの交流を大いに楽しんだようでした。杉原さんが優秀口頭発表賞を受賞しました。おめでとうございます! 世話人の先生方、スタッフの皆様、めっちゃ気合の入った会を開催していただきどうもありがとうございました!
Mol Biol Cellに論文が掲載されました (2026年9月)
M2の須藤君と坂本さん (2019年度卒、九大)が共筆頭著者を務めた論文が、Mol Biol Cellに掲載されました。セラミドから複合スフィンゴ脂質 (IPC)を合成するAur1の発現を抑制すると、強い生育阻害と細胞死が引き起こされます。以前に私たちは、高浸透圧応答HOG経路の活性化がAUR1発現抑制下での酵母の生存率を高めることを見出していました。本研究では、AUR1発現抑制下でHOG経路の下流で細胞救済に寄与する遺伝子として、FMP48, UIP4, MGA1を新たに同定しました。さらにこのうちFMP48は、AUR1発現抑制によって生じるミトコンドリア依存的なROS蓄積の低減に寄与することがわかりました。これによって、複合スフィンゴ脂質の生合成異常に対して細胞がどのような生存戦略をとるのか、その一端が明らかになりました。本研究の最初のきっかけとなったDNAマイクロアレイ解析を行ったのは、10年前の話です。試行錯誤も非常に多く、長い時間をかけてようやく論文としてまとめることができました。すべての共著者の皆様に感謝します。大変お疲れ様でした!岐阜大学プレスリリースもご覧ください。